日本配線資材工業会(JWAA、髙橋信房会長)は、「いちからわかるIoT-第4次産業革命解説セミナー」を、東京・中野サンプラザで15日開催し、約60人が参加した。
講師は、本紙に「日本製造業再起動に向けて」を好評連載中のアルファTKGの高木俊郎社長が行った。
IoTや第4次産業革命という言葉が盛んに聞かれる中で、その実態はどうなっているのか、配線資材業界にどのような影響を与えるのかへの理解を深めるために企画した。
高木氏は世界地図を見せながら歴史を振り返り、「グロバール化と国際化を同じ意味と捉えてはいけない」として、「日本に根を下ろした国際化こそ日本のものづくりを強くする」と強調。また、「人口減少、付加価値向上へのツールとしてIoTがあり、中小企業にとっては攻めに転じ、裕福になる大きなチャンスにつながる」と述べた。さらに勝ち組になる条件は「人工知能を駆使したデジタル5Sの実践である」と結んだ。
営業で世界を体験してきた視点からの講演に対し参加者からの質問も多く寄せられ、大好評を得た。