16年7-9月期 産ロボ統計受注台数15.1%増
日本ロボット工業会は16年7〜9月期の産業用ロボットの統計受注・生産・出荷実績(会員ベース33社)を発表した。受注台数は前年同期比で15.1%増の3万7120台で4四半期連続のプラス。受注額は同10.2%増の1416億円で3四半期ぶりにプラスに転じた。生産台数は同11.3%増の3万8639台で、13四半期連続プラスとなり、四半期ベースで過去最高実績を記録した。生産額でも同5.2%増の1407億円となった。
2016年の年間生産額は同10%増の7500億円になる見込み。国内は、出荷台数が同14.5%増の9290台で、出荷額は15.5%増の433億円。自動車産業が好調を維持する一方、電気機械産業向けは減速気味。海外市場は中国向けが前年並みをキープし、欧米向けが堅調。輸出台数は同4.6%増の2万8390台、輸出額は同0.2%減の968億円だった。
産業別では、自動車産業向けが同29%増の3572台、出荷額も16.3%増の146億円となった。電気機械産業向けは同20.5%増の2724台、出荷額は22.1%増の135億円となり、FPDや半導体用が伸長した。
溶接用は、同18.7%減の7088台、出荷額も同22.7%減の185億円となった。アメリカ、中国向けは堅調だったが、欧州向けが半減した。
電子部品実装用は、同6.7%増の2149台、出荷額は同1.3%減の336億円。中国向けは前年同期を上回ったが、欧米向けが低迷した。