日本電気計測器工業会(JEMIMA、小野木聖二会長)は、タイ国の泰日経済振興協会(TPA〉)と、今後の活動で相互協力していく覚書を締結した。
覚書では、両団体が相互の会員企業におけるビジネスを発展させるために、今後の技術的情報の共有やセミナー開催などを始めとした人的交流を行い、協業領域の拡大や人材育成面での強化・促進で連携を行っていく。
これによって、JEMIMA会員企業がビジネス機会をタイに拡大する支援や、工業会としても長期的視点に立ってタイ国の計測・制御業界との関係を拡大発展させることへの貢献も進める。
タイでは現在、政策的に地方のさまざまな都市が道路や鉄道で結ばれ、工場の移転などを通じた市場の活性化が見込まれている。
今回の覚書締結で、各国の動向も含め、今後さらなる交流の活発化とビジネス機会の増大が期待されている。
TPAは、タイ国の経済・産業発展を目的に、日本から同国への最新技術と知識移転・広報と普及、人材育成を行うため、1973年1月に設立された。技術、語学など幅広い教育のための刊行物発行やセミナー、コンサルティングの実施に加え、工業用計測器や実験器具の校正・検査サービスも実施している。