インフォアジャパンは16日、虎ノ門ヒルズにて新製品発表を伴う経営方針を発表した。
インフォアはアメリカに本社を置き、業界特化型ERPをはじめとしたITソリューションをオンプレミス(自社運用)及びクラウドで提供するグローバル企業。特に製造業向けソリューションに強みを持ち、自動車サプライヤトップ20社をはじめ、大手から中小企業まで9万以上の顧客にサービス提供を行っている。
インフォアジャパンのビジネス戦略としては、業界特化型という特長を踏まえ、業務特化型ソリューションに注力する。例えば業界問わず必要とされる設備資産管理、サプライチェーン計画、在庫管理、製造計画などがあげられる。同社の強みとして顧客の業界それぞれにあわせた使い勝手や知見があり、それらをさらに推し進めるかたちで提案をしていく。また、クラウド対応も進めるとしている。
新製品として、製造業向けInfor EAM Cloudを11月16日から提供開始。設備資産管理に求められる柔軟な設備資産マスタや、予算、検知、購買、作業オーダー、予防保全といったあらゆる機能を信頼性の高いクラウド上て提供。様々なモバイルデバイスで最新の情報にアクセスができる。コストも1ユーザーあたり1万4000円/月(5ユーザー以上)と導入しやすい設定。
クラウド化に関しては、カスタム文化が強い日本では業務プロセスの見直しなどを伴い、困難は予想されるものの、クラウドのメリットを活かせる環境を整えていきたいとしている。