製造業向けに特化したインターネットサービスを提供する株式会社アペルザ(本社:横浜市、代表取締役社長:石原誠、URL: https://aperza.co.jp/)は、工業用資材の価格検索サイト Aperza(アペルザ)を β 版サービスから正式サービスへと移行しました。
調達業務の課題から産まれた「Aperza(アペルザ)」とは
Aperza(アペルザ)は、間接材に特化した価格検索サイトです。製造業の企業において、間接材とは経費購買対象となる部品や装置、消耗品、工具、補修用具などのことを言います。
間接材の特徴のひとつに、品目や品数が多いことがあります。したがって調達購買の際には無数のメーカーが提供する星の数ほど存在する製品の中から最適なものを探し、それぞれを比較検討する必要があり、その業務は時間を要するものでした。このような業務課題を解決するために産まれたのが「Aperza(アペルザ)」です。間接材メーカーの製品情報を収集してデータベース化し、そこに販売商社から収集した販売情報(価格や在庫、納期情報など)を加えることで、調達購買の際の「探す手間」を大幅に削減することができます。
製造業のコスト削減を強力に支援
製造業の企業にとって購買・調達コストの削減は重要な経営課題のひとつです。コスト削減が着実に進展している直接材(生産に直結する原材料や資材など)に対し、間接材は品目や品数が多く、不特定の調達先と少量あるいは不定期の取り引きを行うため、コスト削減において多くの企業が有効な解決策を見出せていないのが現状です。アペルザでは、先進企業ほど成果を創出している間接材調達に着目し研究してきました。より幅広い企業で導入可能なコストマネジメントスキームを構築することで、製造業の調達購買の最適化に貢献したいと考えています。
「Aperza(アペルザ)」の正式リリースについて
2016年8月にβ版をリリースした国内でも他に類を見ない Aperza(アペルザ)は、最適な購買先を見つけられることから「製造業版の価格.com」とも言われています。業務利用を想定した使い勝手を重視し、度重なるユーザーテストを経て数回のバージョンアップの末、正式リリースへと至りました。収録する製品点数は日々増え続けており、既に数百万点に達するところまできていますが、1 年以内に 1 億点をカバーする目標を掲げています。今後は、国内はもとよりグローバルでのサービス提供を実現するため、積極的に海外の情報も収集していく予定です。
製造業に特化した独自開発の検索エンジン「Aqua(アクア)」
ものづくりの現場で流通する言葉は専門性の高いものが多く、開発の初期段階から、専門用語辞書を備えた検索システムの構築が最大のテーマとなっていました。したがって、技術的難易度の高い検索システムの構築に必要なメンバーを集めることから Aperza(アペルザ)の開発は始まりました。専門用語への対応に加えて、製品情報と販売情報を統合的に掲載するための自動分類の技術など、独自技術を数多く備えたこの製造業特化型検索エンジンを我々は「Aqua(アクア)」と名付けています。今後は、データ解析の技術を向上させることで類似製品や代替製品の検索機能も充実させていく予定です。
Industrial E-Commerce 市場を拡大するのが至上命題
国内で 20 兆円を超えると言われる製造業の間接材市場ですが、近年、一般消費材と同様に急激なオンラインシフトが進んでいます。既に 100 億円以上をオンラインで売り上げる企業も数多く存在しています。加えて製造業では、ドイツを発祥とした「Industry 4.0(第4次産業革命)」が急速に浸透しはじめ、調達購買において大きな変革期を迎えています。我々の提供する Aperza(アペルザ)が、この流れを最適な方向へと導きながら、更なる加速の一助になればと考えています。