オリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二取締役執行役員社長)は、ステッピングモータユニットαSTEPバッテリレスアブソリュートセンサ搭載AZシリーズに取り付け角寸法42ミリで高トルクのモータと、RS-485通信付パルス列入力タイプドライバを新発売した。
パルス列入力タイプドライバの場合、モータのステータス情報がモニタできず、トラブル発生時にPLCなどの上位コントローラでの状態モニタの要望が多くあった。今回のラインアップ追加により、モータの位置、速度、トルク、アラーム、温度などのモニタが可能になり、トラブル発生時の迅速な対応はもちろん、プログラミングによる予兆保全への活用や、異常発生時の自動復帰などの実現に寄与する。
モータ取り付け各寸法42ミリの高トルクモータは、既存製品の励磁最大静止トルク約0.3N・mに対し、0.77N・mと高トルクを実現。モータの省スペース化はもちろん、負荷が変動する用途で発生しがちな過負荷によるチョコ停止防止にも役立ち、機械設計担当者にとっては余裕を見た設計ができることから、部品選定工数の削減や採用部品の標準化などにも貢献する。
同社は同じくAZシリーズを搭載した中空ロータリーアクチュエータDGⅡシリーズで、取り付け角寸法85ミリと130ミリのDC電源入力タイプや、2相ステッピングモータPKPシリーズの薄型タイプに取り付け角寸法42ミリとハーモニックギヤ付の取り付け角寸法51ミリモータを新発売するなど製品ラインアップの拡大を進めている。