横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市、奈良寿代表取締役社長)は、企業や団体の枠を超えてクラウド上に提供する価値共創環境「GRANDSIGHTTM(グランサイト)」を開発した。
12月から試験的に運用を開始、2017年4月からの本格運用を始める。顧客や、パートナー企業とともに安全で効率的なソリューションの設計や開発と、継続的な運用が可能になる。
課題解決に向けたアプリケーション開発のために提供される統合開発環境とアプリケーションの実行基盤は、OSやハードウエアへの依存を最低限にし、開発の成果物もクラウドはもとより他社製を含むエッジコンピュータなどでも容易に動作させることができる。
成果物の効果は「GRANDSIGHTTM」の上でメンバーと相互に確認できることに加え、アプリケーションの編成やインストール先についても高い自由度を持つことから、マルチプラットフォームをもたらすIIoT時代における価値創造の過程で重要性の増す“トライ・アンド・エラー”にも速やかに対応可能。
さらに、課題解決に必要な手順や方式を形式化したテンプレート類、モデリングツールやAIツール、シミュレーターなどの各種ツール類や、コンサルティング、保守・運用などのサービスも提供する。
なお、同じく4月から「GRANDSIGHT」のアプリケーション実行基盤上で動作する各種サービス・アプリケーションパッケージを順次、提供していく予定だ。