アズビル金門(東京都豊島区、上西正泰社長)の久山事業所内にある校正サービスセンター(福岡県糟屋郡久山町)が、日本最大級のJCSS校正可能気体流量範囲の認定を取得した。
同校正サービスセンターは、2003年6月に気体流量におけるJCSS校正事業者として流量範囲6~1000㎥/hで登録されたが、今回、6~4000㎥/hに拡大して認定されたもの。最大で400kPaまで加圧して50~4000㎥/hの流量範囲のJCSS校正を対応できる。
従来加圧状態で使用される流量計にも、大気圧力での試験証明書しか発行できなかったが、今回の認定拡大により、LNG船やガス会社の幹線ラインに使用されるような大口径の流量計の実量・実圧でのJCSS校正に対応することが可能になった。
同社は超音波流量計を販売しており、今後実流・実圧校正を行ったJCSS校正証明書付で供給できるほか、自動車や造船などのメーカーの海外進出の増加に伴い、国際的に通用する校正サービスの対応範囲拡大ニーズにも対応する。
azbilグループとしては、14年にアズビル京都が、液体流量計の区分において、0.002~5090㎥/hで校正可能となる流量範囲拡大の認定を取得している。