日本電気制御機器工業会(NECA)は、2004年から行っている「セーフティアセッサ資格制度」に関して、拡大と国際化に向けた制度改正を行った。適用開始は17年1月1日から。
国際化に向け、要求する知識要件は国際規格をベースとし、国内法令や日本独自の内容は附属書に記載することに変更。海外運用に難のあった口述試験は日本独自実施として附属書に規定することとし、日本以外では学科試験のなかで確認する。
またセーフティサブアセッサの学科免除講習とセーフティアセッサ受験資格の要件となる必須講習、講習実施機関の規定を廃止し、セーフティサブアセッサ受験ではすべての受験者が同一基準で合否判定が行われるようにした。セーフティアセッサは特定講習の受講歴がなくても受験でき、地理的や時間的要因で受講が難しかった人も受験機会を公平になるように改善した。同制度は、15年度末には資格保有者1万人、資格保有企業数は1000社を超えている。