IoTビジネス共創ラボの第3回勉強会がマイクロソフト本社(東京・品川)で11月18日に開催された。
同活動ではマイクロソフトが事務局、東京エレクトロンデバイスが幹事社を務め、IoTプロジェクトの共同検証を通じてノウハウの共有を進めている。
勉強会では、畜産業、介護施設などでのIoT活用事例の他、ネットワークカメラを利用したユーザー体験の見える化の紹介などが行われた。
特に製造業関連では、同活動のコミッティ会社でもある電通国際情報サービス(ISID)ビジネスソリューション事業部エンタープライズソリューション営業ユニット飯島義崇氏が「新たな価値を創出する製造業のサービタイゼーションの進め方」をテーマに、IoTを活用した新しいビジネスモデルを実現する同社の取り組みについて紹介を行った。プレゼンでは日本の製造業がおかれている現状と共に、国内製造業のIoT取組状況を紹介、製造業が新たな価値を創出するための進め方について提言を行った。
IoTの価値から発想するのではなく、顧客に提供すべき価値を起点に発想しなければ、新たな価値を創出するビジネスモデルを立案することはできず、その仮説を基に事業実現性の検証を行った後に、事業化に向けたIoT基盤の実装と運用体制を確立する必要性が共有された。