アルゴシステムが提供するオールインワンコントローラが、ミニマルファブのメーンコントローラとして採用され、セミコンジャパン2016のミニマルファブブース(小間2844)にて展示される。
ミニマルファブはハーフインチウェーハを製造基板単位とする革新的な半導体製造生産システム。装置コストや設置面積が一般的な半導体製造ラインと比較し圧倒的に小さく、少量生産に適しており、IoT時代を迎え注目を集めている。オールインワンコントローラは、高性能産業用PCに画像処理・Windowsアプリ・ソフトウエアPLC・モーション制御・HMI・SCADAを搭載した統合コントローラ。EtherCATなどオープンネットワークにも対応し、現行PLCをはるかに凌駕する性能と安定性、Windowsベースの利便性を1台で実現する。同社は今回さらにUPS(無停電電源装置)機能内蔵タイプを開発し、蓄積した情報の確実な保持とシステムの保全を推進する。
電池は車載用の「リチウムリン酸鉄二次電池」を採用。使用周囲温度マイナス30℃〜65℃、3.3V/10A、2500mAhと耐環境性能と大容量を両立し、急速充放電に耐えられ、フリーメンテを実現している。同社は来春にかけてUPS機能内蔵製品のラインアップを強化していく。