日昭無線 伊佐野春男氏 お別れ会に230人

日昭無線(東京都千代田区、伊佐野勝利代表取締役社長)の創業者・相談役で、10月22日に87歳で亡くなった伊佐野春男氏のお別れの会が、12月7日パレスホテル東京で執り行われた。

伊佐野氏は1929(昭和4)年、栃木県日光市で生まれ、55年3月に日昭無線商会を創業。以来、社長、会長として約60年間にわたって経営の先頭に立ち、同社を東京・秋葉原を代表する商社のひとつに築きあげた。
お別れ会で同社の伊佐野社長は「兄ではあったが仕事には非常に厳しく、毎日怒られながら鍛えられた。これからも皆さんご指導をいただきながら、秋葉原のためにも、電機業界のためにもお役に立てるように進めていく所存ですのでよろしくお願いします」と挨拶した。
その後、長男の伊佐野英樹氏がお礼の挨拶に立ち「父は生前から亡くなったらお別れの会をやれと言われていたので、このようにたくさん方が駆けつけてくれたことで喜んでいるのではないかと思う。家でも難しい顔をしてとっつきにくい父であったが、心は温かかった。これからもよろしくお願いしたい」と述べた。
生前の伊佐野氏の人柄を示すように、会には秋葉原の同業者をはじめ、仕入れ先や金融機関などから約230人が駆けつけ、在りし日の思い出を語り偲んだ。

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