SEMIは、2016年の世界の半導体製造装置販売額を、前年比8.7%増の397億ドル、17年も成長が継続し9.3%増の434億ドルとなる見込みであることを明らかにした。半導体製造装置の中で、金額では最大のセグメントであるウェーハプロセス処理装置市場は、16年が8.2%増の312億ドル、また、組み立ておよびパッケージング装置市場も14.6%増の29億ドル、テスト装置は16.0%増の39億ドルにいずれも成長すると予測している。
地域別では、台湾、韓国が、16年も最大市場となり、中国がはじめてトップ3に加わる。また、16年の成長率が最も高いのは、東南アジアを主とする「そのほか地域」の87.7%で、これに続くのが、中国の36v6%、台湾の16.8%となる。
17年については、成長率では欧州市場が最も高く、16年に前年比10%減となったが、17年は51.7%増の28億ドルに達する見込み。
最大市場は、台湾、韓国、中国がトップ3を引き続き占める。ただ、台湾は102億ドルで首位を維持するものの、9.2%減少する。韓国は97億ドル、中国は70億ドルを予測している。