安川電機は、最新の次世代生産工場「ソリューションファクトリー」を、埼玉県入間市のモーションコントロール事業部入間事業所内に新設する。IoTやAI(人工知能)を活用したモデル工場として、安川版インダストリー4.0のコンセプトを実証していく。
具体的には、生産面で同社の多様なFA機器(サーボモータ、インバータ、ロボット)をインターネットに接続して制御するIoTやAIなどの技術を活用し、部品調達の自動化や生産ラインのチョコ停発生時の自動復旧などを実現することで、顧客のさまざまなニーズにスピーディーに対応したBTO(Build to Order)生産を確立する。
また、製品面では、製造装置の進化に応えるさまざまな新製品を開発・提供とともに、生産モデルラインの構成要素を部分的に切り出して自動化技術を顧客に提案するなど、製品と生産モデルの提供によりさらなる受注拡大につなげていく。
規模は、延べ床面積6400平方メートル(2階建て)で、2018年4月に稼働予定。
入間事業所は1964年開設で、同事業所内のモーションコントロール工場は、各種のサーボモータ・サーボアンプ、コントローラの開発・生産など、モーションコントロール事業のグローバル展開におけるマザー工場として、世界トップクラスのレベルを誇る。
なお、これに合わせ入間事業所の福利厚生エリアの再整備や緑化事業も予定している。