富士通は、JX金属が進めている、作業者の状態把握と見守り体制の構築プロジェクトに対し、同社のユビキタスウェアの検証用セット「パイロットパック」を提供。それを受けてJX金属は、9月にグループ企業のJX金属プレシジョンテクノロジーの館林工場で実証実験と効果検証を行った。
実証実験では、人の転倒や転倒時の位置情報などを把握する「ロケーションバッジ」と、熱ストレスレベルなど人の状態を推定し、把握することができる「バイタルセンシングバンド」を装着し、各所に配置したビーコンにより位置情報を測定。管理者は、作業者の状態把握や転倒事故発生時のアラームによる気づきなど、作業者の安全を重視した見守りを行うことができた。