日本配線システム工業会「「新規分野開拓」を重点に」岡山 秀次会長

 

新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は日本配線システム工業会の活動に格別のご配慮ご指導賜り厚くお礼申し上げます。

昨年は、G7伊勢志摩サミットも行われ、安倍総理が掲げる新3本の矢の中の「強い経済」という「経済最優先」の政策に注目が集まりました。日本再興戦略の中で掲げられた1億総活躍社会の実現で、国内総生産を600兆円に引き上げる具体的な戦略を示されており、大いに期待しているところです。私どもの業界を取り巻く環境も、国内景気の緩やかな回復により、新設住宅着工件数の持ち直しを受け、当工業会の2016(平成28)年度の出荷金額は、わずかではありますが、対前年度を上回る実績を期待しているところです。

本年は、英国のEU離脱や、米国のトランプ大統領就任、国内消費税10%への引き上げ時期の審議、東京オリンピック開催準備など大きな環境変化、経済動向変化が予想されますが、我々の為すべきことは、市場環境に一喜一憂することなく、自らが立案しました第4次中期計画に従って活動し、業界の発展に邁進していくことと信じております。今年は、私どもの第4次中期計画の3年目の年です。第4次中期計画では「快適で安心・安全な暮らしを配線システムで実現する運動」の重点活動テーマとして「①安全品質の追求活動」、「②安全・点検リニュアル活動」、「③環境対応推進活動」、「④標準化推進活動」に加え「⑤新規分野開拓活動」を掲げました。

少子高齢化社会を迎えた日本国内では今後、住宅の着工増加を期待することは難しいため、既存の建築物に施工されている既設のリニュアル市場に目を向けていくことが重要であります。また新規分野開拓として、今年は、HEMS、BEMS、直流コンセント、電気自動車の普及など、幅広く、工業会として役立てる分野を充実するとともに、このような期待の高まる市場に対し安全・安心な配線システムを提案して参ります。

本年は、時代の流れに対応するため、新たな第5次の中期計画を立案いたします。昨年同様のご支援を頂きますようお願い申し上げます。

本年が皆様方にとりまして素晴らしい年となりますことを祈念いたしまして年頭の挨拶とさせて頂きます。

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