ロックウェル オートメーション ジャパン「あらゆる面での連携推進」原澤 泰之 代表取締役社長

2016年9月期は上半期苦戦したものの、下半期のプロジェクト受注増により、前期に比べ受注は16.9%増加し、受注残もかなり持っている。当社グローバルで見ても、日本はアジア各拠点の中で受注の伸びが№1であった。その要因として、海外の自動車生産工場に設備を納めている機械ビルダー向け販売が増加したことや、EPC営業チームが、水処理システム関係の開拓に注力したことも受注増につながっている。いずれもここ2年半ほどフォーカスして取り組んできたことが業績につながった。今期もこの取り組みを継続し、17年9月期の売り上げを同6%アップで計画している。

現在、海外のEV(電気自動車)メーカーの生産設備投資が継続しており、今後も増加することが予想されている。また、米国のトランプ政権誕生で、米国産業の国内回帰および、コストダウンのための投資を促す政策が出てくるかもしれない。こうした動きに対応し、自動車関連ビジネスを継続するとともに、食品パッケージ関連メーカーへの付加価値を高める取り組みや、EPC向けビジネスへの取り組みも継続していく。

また、従来から当社が提案している「コネクテッドエンタープライズ」のコンセプトを、今年は具体的なビジネスに結びつけていきたい。

日本での連携推進としては、16年春にファナックが発表した「FIELDシステム」の具現化に向けて協力を進める。25年以上前からグローバルで展開している「エンコンパスパートナープログラム」には、現在約150社が参加している。パートナーとの連携を加速し、お客さまのご要望に応えるべくオープンな提案活動を行っていく。新しいソリューションとして、リニアモーション関連会社2社を買収し、今後搬送系を中心に今まで実現できなかったアプリケーションにも対応できるだろう。

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