当社は2016年に創立80年という節目の年を迎えることができた。10月には東京国際フォーラムに1100名を超える社員とOBが集まり、結束を新たにし、12月には顧客や代理店を招き創立80周年記念チノー・テクニカルフェア2016を開催し、2日間で850名のご来場を頂き、水素関連や農業分野など新しい取り組みにも理解をいただいた。また代理店会議を開催したほか、海外の代理店も交えて祝賀パーティーを行った。これらのイベントを通じ、過去の連続で今があることを再発見しながら、それぞれが具体的に次のステップに向けて動きだすための準備ができた。新しいロゴやスローガン「Measure with Passion」も制定。90周年、100周年に向けて、今までもこれからも未だ測れないものの計測に情熱と共に挑戦していくという想いを新たにできた。
海外施策については、マーケットにあわせた製品をつくり、サービスとしての提供を徹底していく。一例として、校正を各拠点で行えるよう、サービスの高度化に取り組みながら、中国やインドを中心に各地の文化や人材の状況にあわせて、自動化を推進し、仕組みを作りあげることでものづくりを成功させていく。BLUEDGEの取り組みも加速させていきたい。IoTやインダストリー4.0の潮流もチャンスと見ている。当社が得意とするワイヤレス技術はデータ欠損が許されない用途も増えてきている、センシング技術もIoTの根幹をなす信号の供給元になっており、いずれもキーテクノロジーとしてしっかり技術開発に取り組んでいきたい。
この創立80周年をさらなる飛躍へのスタートの年と位置づけ、経営理念「特長・信頼・連帯」のもとに、新たなステージへ向けて飽くなき挑戦を続けていく。