2016年は3年前から本格展開を始めたデジタルリンクセンサシステム「AnyWireASLINK」の認知度が向上し、昨年比20%程度売り上げが伸びる見込みだ。すでに300社以上の顧客に採用いただいている。
IoTの波にのり、三菱電機が提唱する「e-F@ctory」のコンセプトの中でもなくてはならないデータを集める役割を担い、センサを上位とつなげ、生産現場の見える化に貢献できていると実感している。
製品ラインアップも近接センサや光電センサを中心に中継ボックスを不要にする小型の2点I/Oターミナルユニットなど自動車業界、三品業界に対応する耐環境性能が高い製品を含めてそろえることができた。三菱電機代理店との連携も強化し、Win-Winの関係がさらに深まった
17年はさらにラインアップを拡張し、顧客ニーズに対応していく。まずは3線式センサ断線検知機能付ASLINKER(アズリンカ)を、スマートLINKER(スマートリンカ)として発売する。このシステムを導入することで、既存のセンサを活用して電源短絡、信号断線を3線式、2線式を問わず検知することができるため、ダウンタイム短縮に貢献する。
さらなる普及に向けて、アプリケーション提案にも注力する。工場のIoTはもちろんだが、ロボットの省配線化にも有益なため、SIerへの提案を強化する。また、ポカよけターミナルなどの製品ラインアップも増やし、各製造現場での実績づくりをすすめる。既存システムを活かしたまま導入できるシステムの柔軟性を活用し、顧客の課題を一緒に解決していくことで、目標としていた売り上げ30億円を超える年にしたい。