豊電子工業「総合エンジニアリングメーカーを目指す」盛田 高史 代表取締役社長

2016年は、新設より既設の改造案件が多く、16年10月期のグループ売上高は、15年度の約150億円より少し下がりそうだ。

しかし、17年度は自動車業界や航空機業界の大型案件、熱関連システムなどを受注、海外5拠点の事業も活発化し、好調に推移すると見ている。

海外では、欧州のドイツ、チェコ、ポーランドなどに顧客が多く、欧州系の自動車メーカーの海外工場にFAロボットシステムを納入したこともあり、さらに欧州での事業を強化する。

東南アジアもタイの拠点を中心に注力しており、近隣諸国にロボットシステムを納入した。今後、人件費が高騰し、工場自動化のニーズも高まる東南アジア諸国は無限の可能性を秘めている。

モノづくりで生き残っていくためには、AI、IoT分野への進出が不可欠だが、AIに関しては情報が多いほど有利で、当社の過去の納入実績の情報が役に立つ。それをカスタマイズすれば、顧客の環境に合わせて導入することができる。

IoTに関してはドイツが先進国で、展示会に行くなどして情報を収集、現地の会社と協業、提携して、フィールドネットワークシステムの構築などに結び付ける。

熱加工、素材分野に関しても実績を積み重ねており、航空機メーカー向けの熱加工システム、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチック工程でのFAシステムを販売している。

今年は一貫生産ラインを手掛ける総合エンジニアリングメーカーとしての足固めを行い、AI、IoTにも踏み込んで実績を作る。17年度は、前々期と同様にグループ売上高150億円、経常利益率10%を目標としている。

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