菅野電機研究所「高品質と短納期を両立」菅野 義永 代表取締役社長

2016年は為替の変動が激しく、原材料や副材料など仕入れ金額が読みにくい状況が続いた。特に夏場以降は景況感が厳しくなっているものの、設備更新による生産性の向上が進んでいるほか、人件費を含めた原材料費のアップをユーザーにも理解いただき、製品価格への転嫁も協力いただけるケースが増えてきた。

以前より取り組んでいる内製率アップと協力企業の開拓も少しずつ進んでいると実感している。セットメーカーを中心に顧客の短納期ニーズは高まっているが、当社製品を採用いただいている顧客のためにも、長期安定供給のためにこの取り組みは継続していきたい。

そのため、技能者の技術伝承も継続して進める。特に小ロットのトランスは手作業に頼らないといけない工程も多く、熟練担当者の品質とスピードを維持できるように対策を進めていく。

当社はFA・計測機器・医療機器・光学機器・防災機器用トランスなどを製造販売しており、標準品600品目以上を引き続き即納体制で顧客に届けていく。日本製の高い品質にもこだわる。長年にわたり「S.E.L」ブランドにて、お客さまから「高品質、安全、安心」との高い評価を頂いており、その期待に応えられるように、こらからもこだわりを持って高い品質の製品を提供していく。当社は、TUV認定工場を取得し、顧客のISOなどの管理体制に対応した品質管理体制をとっているが、この体制も強化していく。環境に配慮したRoHS対応品の移行も引き続き進める。

素材も含め実績がある日本製にこだわって、長期継続使用にも耐えられる、高品質なものづくりを継続し、顧客に高品質の製品供給を続けていく。

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