安川電機は、2016年度~18年度までの3年間に20億円を投資して、ベンチャーの成長を継続的に支援する活動に本格的に取り組む。
長期経営計画「2025年ビジョン」の重点分野であるIoTやAI分野をはじめ、メカトロニクス、クリーンパワー、ヒューマトロニクスなどで事業シナジーが見込める国内外のベンチャー企業を投資対象としており、スピーディな投資判断を行う体制を構築した。
具体的な投資としては、FAネットワーク、次世代ロボットアプリケーション、蓄電技術、無線/センサー技術や次世代半導体技術などでの要素技術開発や品質向上、量産技術のスピーディな実現に向けた連携で、必要に応じ販売面・人材面でのサポートも行いながら、同社の資源も最大限活用していく。
同社はこれまで歩行アシスト装置ベンチャーのReWalk Robotics (イスラエル)やEVベンチャーのGLM日本、バイオメディカル作業の自動化ベンチャーのロボティック・バイオロジー・インスティテュートとの資本提携など、技術的なシナジーが見込める企業との協業を進めてきた。
こうした施策により、「2025年ビジョン」で掲げる「コア技術の進化とオープンイノベーションの融合」の実現をスピードアップさせ、社会への新たな価値提供を目指していく。