経済産業省は2017年から「第四次産業革命に向けた競争政策の在り方に関する研究会」を1月から月1回程度開催する。近年、ビッグデータに代表される情報処理可能なデータの飛躍的増大や、コンピュータの計算能力の向上、人工知能の技術革新等、革新的な技術などが登場しており、このような第四次産業革命において重要な要素である「データ」の集積・利活用と企業間の競争の関係について考察することが目的。
具体的な取り組みとして、
①データの集積・利活用の実態について、幅広く事例を集めて類型化
②データの集積・利活用に関する競争政策上の論点を整理
③欧米の議論も踏まえつつ公正・自由な競争による絶え間ないイノベーションを実現するための考え方の提示-の3つを行うべく、必要な検討を行うとしている。