17年賀詞交歓会

◆JEMA/JEITA 新たな産業創出

日本電機工業会(JEMA、志賀重範会長)と電子情報技術産業協会(JEITA、東原敏昭会長)の合同賀詞交歓会が、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で5日開かれた。

冒頭、挨拶に立った志賀会長は「電機業界は引き続きエネルギー・環境問題の解決に向けた具体的な推進、電機産業の成長戦略の推進、IoT、第4次産業革命の流れの中で、新たなモノづくり、サービス産業の創出への取り組み、ソサエティ5.0の推進を本格化させていく。今年11月開催のSCFでは、昨年提唱した『製造業2030』に基づいたものづくり革新の最新情報を発信する。また、下請取引適正化の自主行動計画を近く発表する」と述べた。

また、乾杯の音頭を取った東原会長は「IoTが支えることになる超スマート社会の実現に向けた新たなビジネスモデル創出促進への活動を強めていきたい」と述べた。

両協会が合同で賀詞交歓会を開くのは今回が初めてで、全般的に景気が上向き傾向であることから、終始熱気のこもった雰囲気があふれた。

 

◆JEMIMA マザーツールとして

日本電気計測器工業会(JEMIMA)は年賀交歓会を東京・大手町のKKRホテル東京で6日開催した。

挨拶に立った小野木聖二会長は「JEMIMAの2016年度の海外拠点を含んだ電気計測機器全体の売上高は電力量計が好調で前年度比2.2%増の7992億円を見込み、17年度は8048億円と見通している。JEMIMA会員が扱う電機測定器は開発、製造、維持管理を通じて活躍するマザーツールでIoTニーズにも対応しながら新たな価値を作っていきたい。昨年は泰日経済技術振興協会(TPA)との覚書を締結するなど海外との提携を強化した。11月開催の計測展2016OSAKAも約1万人規模の来場があり、展示会としてすっかり定着した。今年も12月に、SCF(システムコントロールフェア)との関係をさらに深め、前回の同時開催から合同開催とさらに関係を深めて、総合展示会として皆さんに喜んでいただきたい。会員企業の満足度向上とあわせ、3つの中期目標実現に向けて取り組みたい」と述べた。

 

◆ロボット3団体 普及へ諸施策推進

日本ロボット工業会、製造科学技術センター、マイクロマシンセンターのロボット関連3団体の賀詞交歓会が東京・白金台の八芳園で11日開かれた。

3団体を代表して挨拶に立った日本ロボット工業会の稲葉善治会長は「2016年の日本のロボット生産は前年比3%増の7000億円超えを達成し、17年は同7%増の7500億円を目指したい。国内での継続した需要増に加え、米国の景気拡大と製造業回帰、中国での高い自動化投資意欲、欧州でのインダストリー4.0を通じた産業用ロボットへの関心の高まりなどが期待できる。16年も市場拡大への取り組み、産学連携の推進、国際標準化と国際協調・協力の推進を行う。また、製造科学技術センターは、生産用ソフトウェアの再利用・相互運用やCADデータの流通確保に取り組む。さらに、マイクロマシンセンターは、MEMS技術を利用したIoT社会の進展への活動を継続していく」と述べた。

 

◆TEP 人材育成に注力

東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)と日本電化協会(北原國人理事長)は新年名刺交換会と講演会を11日、全国家電会館で開催した。

TEPを代表して屋宮芳高副理事長が挨拶に立ち「これから、生産性向上、売り上げ、利益を上げていくにはいろいろな工夫が必要で、ネット販売など有効なところと協業し、連携も重要になってくる。また、人手不足の中で、決められた時間に届けられる仕組みを維持するためには、ライバルでも協力していくことが必要になってくる。そして、最も重要なのは人材である。少子高齢化社会の中で、若い人、女性が喜んで働けるよう社会実現のためにも、人材育成に注力していくことで、業界発展を図りたい」と述べた。

特別講演会ではNHK関口博之解説委員が「2017年
不透明な世界と日本を読む」と題し、行った。

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