EPLAN「知のシステム化で貢献」井形 哲三 代表取締役

2016年は機械設計分野で先に進んでいたデータのデジタル化、3D化の潮流が電気設計分野にも見え、顧客が電気設計のデジタル化に対しての価値を理解して頂き始めた1年だと感じている。日本でもスタンダイゼーション、グローバリゼーションが浸透しつつあるものの、海外に比べ電気CADの普及は遅れており、海外進出をしている企業が採用を始めた段階と認識している。

2017年は“EPLAN”を知って頂く活動を強化する。特に、制御盤メーカーを中心に業務における電気設計比率が高い方には理解いただけはじめたが、製造業のグローバルなキーユーザーに対して、より深く電気設計の標準化を訴求すべく発信をしていく。

例えば、従来言葉や手作業により別途図面を製作するなどで次工程に伝達していた部分をデータ化することで、工数削減と当時に手戻りを無くせる点や、日本国内向けに設計した図面を多言語に置き換えられるなど、グローバル企業にとって特にメリットが大きい部分もしっかり訴求していく。そのため、世界50カ国を超えるグローバルな体制とあわせ、1月には名古屋に拠点を設置し、将来的には大阪にも展開。いつも顧客の近くでサポートができる体制を強化する。

EPLANは知をシステム化することで、若手育成をする時間と工数をツールで補い、技能伝承の課題解決にも寄与できる。また、インダストリー4.0の動きにあわせ、デジタルの力を有効活用し「電気と機械」「装置メーカーと制御盤メーカー」をつなぎ、ロス・出費を防ぎ、Time to marketを短縮するコミュニケーションツールだと考えている。日本の製造業が再び元気になるツールとして、さらに貢献していきたい。

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