昨年の経済状況を振り返ると、株価の下落や中国経済への不安、イギリスのEU離脱問題など、あまり良いとはいえない状況ばかりが目立った。
また、世界中の注目を浴びたアメリカ大統領選挙では、誰も予測することができなかった結果となった。しかしながら、新大統領の新政策に対する期待もあり一気に株価の上昇やドル高円安への転換となる。
国内においては、伊勢志摩サミットで安倍首相が存在感を発揮し成果をあげ、リオオリンピック2016では史上最多数のメダルを獲得し、日本中が選手達の熱い戦いに感動した。
3年後の2020年には東京オリンピックが開催され、この数字を上回るメダル獲得が期待できると思う。
そういった期待を含め、我々電設資材業界においても本格的な東京オリンピック需要も動き出しビジネスチャンスにも恵まれる。これを確実に捉えていきたい。
また、昨年タイの受配電機器メーカーをグループ化した。
ASEAN地域において、販売会社に加えて生産拠点を持つことで、更なる事業展開を加速させていきたい。
さらに、昨年も熊本県を中心に最大震度7を観測する大地震があり、東北地方でもいまだに余震が続いている。
日本各地において地震に対する備えは必要不可欠だ。引き続き、電気の安心・安全はわが社の重要な使命とし、感震機能付きホーム分電盤や弊社独自の製品「プレトラックコンセント」で皆様のお役に立ちたいと考える。
本年も業界の皆様と一緒になり、電設資材業界のますますの繁栄に全力を注いでいく所存だ。