安川電機は、ボードタイプコントローラMP3100に、リアルタイムOSに対応するとともに、高速性を追求したMP3110、およびMP3110Mの販売を開始した。
PCボードタイプコントローラは、リアルタイムOS上で動作するモーションAPIインタフェースソフトウェアを使用することで、Ⅰ/Oボードや画像ボードなどの他デバイスとMP3110/MP3110Mとを同期させたモーション制御が可能になる。また、Windowsと共存できるリアルタイムOS(ハイブリッドOS)を使用すると、1台のPCでHMI制御とモーション制御を実現することができ、装置のコストダウンにつながる。また、新製品ではソフトモーションを採用し、PCのCPUリソースを十分に活用可能なアーキテクチャとして、モーション制御の高速化を実現。
さらに、PCI Expressバスに対応したことにより、PC上のアプリケーションとMP3110との間でバースト転送が可能で、さらなる高速化を実現した。
制御周期は0.125msと業界最高速で、MECHATROLINK-Ⅲ対応につながる通信インタフェースを、MP3110で1チャネル、MP3110Mで2チャネル搭載している。
ものづくりでのビッグデータの処理のため高速なPCを利用したシステムのニーズが一層高まっていることから、高速性に優れた機種を新たにラインアップした。