日本半導体製造装置協会(SEAJ)の賀詞交歓会が1月12日、東京千代田区の如水会館で行われた。
挨拶に立った牛田一雄会長は「昨年から続いている成長基調が今年もしばらく継続する。データサーバ用メモリに期待される3D NAND、OLEDをはじめFPD産業への投資が積極的に行われると思っている。国内では自動運転を視野に入れた投資が期待され、市場の拡大気配が感じられる。日本製の半導体FPD製造装置の成長率は、2015年度の前年比2.8%に対し、16年度は23.1%を見込み、17年度もそこからの成長を見込んでいる。しかし気がかりもある。世界で高まりつつある保護貿易主義、法人税も日本だけが高いまま取り残される場合はリスクになる。産業界の競争力を維持するためにも、法人実効税率の引き下げに理解してもらえるように積極的に取り組みたい」と話した。