明治電機工業「内外一体ビジネスを積極展開」林 正弘 代表取締役社長

現在、当社では、2017年3月期を最終年度とする第8次中期経営計画を進めており、「エンジニアリングビジネスの確立」「営業体制の強化」「グローバル体制の強化」「収益性の向上」「企業体質の強化」の5点を最重要施策として取り組んでいる。成長領域である環境、エネルギー、IoT関連分野については、引き合いや受注をいただくなど成果が出始めている。また、17年4月からスタートする第9次中期経営計画では、第8次中期経営計画の主要施策、成果、課題をしっかり精査した上で次の新しい成長戦略を策定し、あるべき姿に向かって邁進していきたいと考えている。

海外展開については、4カ国(アメリカ・イギリス・中国・タイ)、9ロケーションで事業を行っている。顧客の生産拠点の海外シフトに伴い、当社においても日本と同レベルのサポートをしていくため、海外に進出している。海外での商品供給、現地調達化対応、エンジニアリングサポートを中心に、海外子会社と国内営業・技術部隊が連携し、内外一体となった国際ビジネスを今後も積極的に展開していきたい。

当期の第2四半期業績は、当社の主要な顧客である自動車関連企業向けに産業、計測機器などの販売が堅調に推移、売上高は3期連続の増収となったが、利益については、円高による海外子会社の売上原価の上昇、人件費を中心に販売費・一般管理費が増加したことにより減益となった。

しかし、通期業績については、売上高590億円、営業利益22億8000万円、経常利益24億3000万円、当期純利益16億円の7期連続増収増益を目標とし、総力をあげて取り組んでいきたい。

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