長期テーマとして「顧客感動」を追求している中で、顧客が求める製品の提供はもちろん、サービスに対してもあらゆる部分で差別化を意識しながら取り組んだ結果、2016年度は過去最高ペースで進捗している。特にグループ会社であるレックが中心となり、技術力を生かせる案件を中心に、エンジニアリングと製品セットでの売り上げが伸びており、顧客満足度向上と当社業績が良い方向で連動していると感じている。16年4月の経営体制引き継ぎについても、私と副社長と2人が両輪となって経営を率いる体制にスムーズに移行できた。
17年は昨年の「禮儀作法」に続き「謙虚誠実」を「顧客感動」のためのサブテーマとして活動を行う。全社員が「もっとより良い方法や応対があったのではないか」という自己省察を含め、心の在り方を追求する。サブテーマについてはベテラン社員が伝道師として社内にしっかり伝えられており、毎月コラムの形で社内に発信し、浸透を進めている。
技術職の育成には時間がかかるものの、サービスを強化するために重要であり、また、顧客に最適な提案を行うためには、営業職が顧客に深く入り込む必要もあり人員採用と育成を継続的に進めていく。
WEBを含めた社内ITインフラも、利便性とセキュリティを考慮しながら、上手に活用し、また物流部門も顧客へのサービス提供の最終部門と位置づけ、付加価値向上へ一層の取り組みを行う。
サンセイミュージアムも昨年オープン以来延べ6000人を超え、順調に増やしている。当社を知るための手段として今後も発展させていきたい。
今後も社員一人ひとりが人間力を高め、顧客の感動を呼ぶサービス提供に引き続き努めていく。