2016年は、資材調達ネットワークを変革し顧客企業の間接資材調達改善に寄与する企業として、いっそうのビジネス基盤の拡大と利便性向上へ全社一丸となって取り組み、高い価値サービスの提供に尽力した。
特に新規顧客獲得に関しては、過去最大40万口座を獲得し、累計登録顧客数は220万口座に拡大、商品規模も取り扱い点数19カテゴリ1000万点に拡大した。当日出荷対象商品点数も約45万点に達し、業界最大規模の在庫・出荷体制を強化できた。大企業向け購買改革ソリューション提供事業は利用企業が280社となり、当社独自の購買プラットフォーム「モノタロウ ONE SOURCE」を9社に導入した。
海外事業展開ではインドネシアへ事業領域を拡大、韓国や親会社であるグレンジャー社との連携による米国・欧州でのEコマース事業も順調に拡大できた。
17年も間接資材購買におけるデファクトスタンダードとして、各種施策に取り組む。まずは笠間DCを開設、無人棚搬送ロボットによるオペレーションの自動化を推進し、効率性をより高めたセンターを構築、安定稼働と在庫・出荷能力を拡大、競争力強化と利便性向上を図る。また、大企業購買改革をさらに推進するため、購買管理システム「モノタロウ ONE SOURCE Lite」をスタートさせ、より導入、利用しやすいサービスの提供を通じて、間接資材調達のプロセス改善、見える化、コスト削減に貢献する。また、顧客規模および商品規模の拡大に取り組み、Webサイトの使い勝手や個別最適化のレコメンド機能を向上する継続的なサービス改善を行いながら、顧客の資材調達効率化に貢献し、間接資材購買プラットフォームとしてさらなる進化をしていきたい。