日本電気制御機器工業会(NECA)は1月20日、東京・浜松町東京会館で賀詞交歓会を開催した。
挨拶に立った曽禰寛純会長は「NECAの上期出荷額は3191億円(前年同期比97.6%)だったが、通期では6481億円(前年比100.6%)と過去最高の出荷額を記録した平成26年度に続いて高い数値を見込んでいる。NECAの目指すものづくりの将来像では、2030年を目標時期に置き、達成する5つのゼロで始まる生産の姿を『5ZEROマニュファクチャリング』と名付けた。“生産ロスゼロ”“欠陥ゼロ”“納期遅延ゼロ”“ダウンタイムゼロ”“災害ゼロ”の5つだ。これは新たな技術トレンドと、日本のものづくりの技が融合した新たな生産の姿と定義し、推進していく。年末にはSCF2017が開催される。これらを広く提唱するとともに、計測展と初の合同開催として実施し、さらなる情報発信と魅力向上に努める。NECAはサポーティング・インダストリーとして業界のさらなる発展に貢献していきたい」と述べた。
JWAA 新会長に松本氏
日本配線資材工業会(JWAA)は、東京・中野サンプラザで「第9回定時社員総会」と「賀詞交歓会」を1月20日開催した。
総会には会員82社(委任状含む)が出席し、高橋信房会長を議長に2016年(平成28年)度事業報告と収支決算報告、17年(29年)度事業計画と収支予算などを承認した。
総会冒頭で、高橋会長が挨拶し「当工業会も9回目の総会を迎えることができた。酉年はこれまで計画したことが実行に移る年だと言われている。配線資材という細かい部品だが、何とか拡販していきたいのでよろしくお願いしたい」と述べた。
17年度の事業計画では、懸案であった西日本部会の設置が承認され、部会長にカメダデンキの亀田光郎社長を選出した。
また、役員の改選も行われ、設立以来会長を務めてきた高橋会長が顧問に退き、新会長に副会長のアール電子の松本年生社長を選出した。
顧問に就任した高橋会長と、今回理事を退任する副会長のケー・シー・シー商会姫野富治取締役相談役に感謝状が松本会長から贈られた。
さらに、新入会員として小泉製作所(横浜市戸塚区、小泉篤代表取締役)、康富(川崎市中原区、高橋弘代表取締役社長)、イカイ(愛知県豊田市、猪飼隆代表取締役)の3社が紹介された。
松本新会長は「大変若輩者ですが、会員の皆さまに役立つ工業会にしていきたいと思う。会員数100社突破を目指して、引き続きご支援をお願いしたい」と就任の挨拶をした。
また、賀詞交歓会には過去最高の175人が参加し、会員間での情報交換を活発に行った。