スマートファクトリー 実現の一歩に最適
スマートファクトリー構築支援を手掛けるFAプロダクツ(東京都港区、貴田義和代表取締役社長)は1月17日から19日の3日間、東京ビッグサイトで行われた「第1回スマート工場EXPO」(主催=リードエグジビションジャパン)電通国際情報サービスブースで「進化した予知保全システムのご紹介」をテーマにセミナーを行い、多くの聴講者を集めた。
同社はスマートファクトリー実現に向けたシステムコンサルティング、機器販売、ロボットエンジニアリングを主軸に事業展開を行っており、設備(OT)とITの知見を兼ね備えた数少ないエンジニアリング企業として注目されている。セミナーでは貴田社長が、製造業における設備投資動機において、「能力増強」よりも「合理化・省力化」や「設備の維持・補修」の占めるウエートが年々拡大している事実とあわせ、スマートファクトリー実現の一歩として予知保全が適している事を紹介。しかし、「必要なデータを取得するための計測技術」と「データ分析」を連動することが非常に困難で、導入が進んでいないことや、同社が6軸のジャイロセンサとFFT変換による周波数分析、機械学習による個々の設備の標準パターン認識、5つの劣化指標をもとにした予兆保全により、それらを実現していることを解説。さらに、同社はシステムのパッケージ化に成功し、導入が簡単に行えることや、実際に製造装置やドライポンプの予知保全用途で採用され、年間数千万円単位の効果があがっていることが披露された。