デジタル(大阪市中央区、ジャンフランソワ・マソー代表取締役)は、無線スイッチの送信機ラインアップに9種類のリミットスイッチを追加し、1月23日から販売を開始した。
さまざまなモノの無線化が主流となる時代の中、製造業でも無線システムの採用が進んでいる。無線スイッチは海外メーカーでの取り扱いが多く、各国の厳しい電波法をクリアしたものだけが、その国での使用を認められ、特にリミットスイッチは日本国内で使用認定されているものは、限られている。
同社では無線スイッチとして押しボタンスイッチやロープスイッチを販売しており、今回のラインアップ追加で、物体の位置を検出する検出用スイッチとして、無線スイッチの用途をさらに拡大、組み立てや加工ラインでワークの位置を検出し、ラインを正常に稼働させる制御を実現する。
有線と比較して、無線タイプは配線工数を大幅に削減でき、現場のレイアウト変更なしで、スイッチ機能を追加することが可能。導入後は足元のケーブルによる悩みを解消し、作業の効率化を図れる。通信方式はZigBee Low Power 2.4GHz、送信機は圧電式を採用し、電源や電池が不要。各種国際規格認証も取得(IEC-60947-5、2004/108/EC、EAC、FCC、CE)、導入に便利な受信機と送信機のパッケージセット(3万2700円~)も用意している。