パナソニックと産業技術総合研究所(産総研)は2月1日、「パナソニック-産総研 先進型AI連携研究ラボ」を産総研つくばセンターに設立した。総合電機メーカーとして企業名を冠する初の研究ラボで、「先進の対話技術やロボット。技術による業務支援システム、AIのための計算機環境基盤構築」を行っていく。
今回、AI技術・ロボット技術の分野での先進的な研究開発を行っている産総研と、民生から産業まで幅広い分野で事業展開をしているパナソニックの研究部門が、先進型AI連携研究ラボを設置し、今後の社会課題・顧客課題解決に向け、より良いくらしと社会の実現に貢献する先進型AI技術の研究開発共同で取り組む。
具体的には、重要な社会課題の一つである少子高齢化に伴う労働力不足に注目し、健康・介護分野、流通・接客分野において、先進の対話技術やロボット技術による業務支援に関する研究開発を行う。また、AI技術を応用する上で、アルゴリズムの高度化やデータ規模の増大により、膨大な計算能力が必要となる課題に対し、解決に向けた計算機環境に関する研究開発も行っていく。