IoTによるデバイス増加や通信料の増加にともない、高度な運用性・拡張性と高いセキュリティ性能を併せ持つSDN技術が注目されている。
NECは、ネットワークをソフトウェアで制御するSDNについて、企業向け事業を強化し、導入・運用負担を軽減する製品・サービスの提供や中堅・中小企業向け市場への注力、またインフラシステム構築事業者との連携強化によるSDN活用領域の拡大などを行っていく。
SDN構築やネットワーク運用のノウハウを元にした「新マネージドWANサービス」など、導入・運用コストを軽減化するネットワークサービスメニューを順次提供する。中堅・中小企業ユーザへの導入促進を目的に、従来のSDN対応製品(コントローラとスイッチ)で構成した場合と比べて10分の1の低コストで構築できるコントローラやスイッチの投入や、販売パートナーの販売・設計・構築・運用面をサポートする「SDNサポートセンター」を新設する。さらに、工場や店舗などでのSDN活用を促進するため、インフラシステムの設計・構築事業者との連携を強化。17年度企業向けSDN売上300億円を目指す。