アンシス・ジャパン(東京都新宿区、大古俊輔代表取締役)は、解析ソフトの最新バージョン「ANSYS18」を発表した。
最新バージョンでは、設計の初期段階の上流工程におけるデジタル探索機能を強化。「もしこうなったら」というテストができ、強度や出力、熱、圧力、流量、電気などの性能要求事項に対する製品性能を評価し、より高精度で迅速な製品開発が可能になる。
さらに下流段階では、オペレーションデータをリアルタイムで分析するデジタルツインを活用し、製品オペレーションやメンテナンスの最適化が可能になる。
機器に取り付けられたセンサーが、温度、振動、衝撃、負荷等の決められた稼働データをデジタルツインに送り、この連続的なフィードバックでエンジニアは機器あるいはシステムのオペレーション状態を最適化し、異常が発生するかなり前にそれを予測することが可能。これにより生産とメンテナンスの最適化のための何百万ドルもの費用が節約できる。
大古代表取締役は「製造業ビジネスの変革に対応したイノベーティブなリリース。変化が激しいなか、お金で買うことができないのが“時間”。解析で最適解を出すことで、マーケットに出すまでの時間を短縮できる」と話している。