FA、BA分野のビジネス開発強化
産業用コンピュータの分野で世界トップメーカーのアドバンテックと、ネットワーク・コーポレーション(横浜市都筑区、馬越伸太郎代表取締役、NWC)は、Microsoft Azureを使用したクラウドベースのソリューション提供について協業。ファクトリーオートメーション(FA)とビルオートメーション(BA)などオートメーション分野のクラウドソリューションの普及を強化する。
両社は、15年から「WebAccess+IoTソリューションアライアンス」を締結し、ビルディングオートメーションをはじめ、スマートファクトリーやスマート農業などのアプリケーションにフォーカスしたソリューションを提供してきた。
今回、協業を進化し、Microsoftクラウドソリューションパートナーのアドバンテックが、ビルディングオートメーション分野やファクトリーオートメーション分野におけるユーザーに対して、Microsoft
Azureを提供。
一方でNWCは、従来行っていたWebAccessライセンス、必要ハードウェアの提供・構成設定に加え、Microsoft Azureの構成設定も行う。
アドバンテックのマイク小池社長兼日本地区最高責任者は「インダストリー4.0に向けての投資活性化、東京五輪のための新規設備の拡充と近年まれに見ぬ投資活性化の機運の中、クラウドベースの産業向けソリューションの展開は、市場からの強い要請のみならず、新しい市場開拓でありチャレンジ」とし、NWC馬越代表取締役も「工場・ビルなどの一元管理の現場において、初期投資とメンテナンスコストの削減は従来より求められてきていたことだが、最近は特に、今までと異なる、全く新しい方法が求められてきている。常に新しいことにチャレンジし続けているアドバンテックとの新しい協業により、ランドマークや大規模ユーザーへの導入を皮切りに、クラウドベースの設備管理を広く産業界に普及させる機会が増えることをうれしく思う。特に、Microsoft Azureベースのソリューションにより、クラウド導入にあたり懸念点とされることの多い、セキュリティ部分の不安も解消されるだろう」と話している。