キムラ電機は、各種端子台と表示灯の専門メーカーとして実績を上げている。端子台では用途に応じて各種そろえているが、現在注力しているのが、入出力点数16点の省配線ターミナル「WS-TD16MC形」である。
WS-TD16MC形は、接続デバイスの入力/出力、および端子台間の通信によるマスター/スレーブなどに1機種で対応でき、機種選定や在庫管理の手間を軽減できる。
またディップスイッチでスロット番号を切り替えることで、ケーブルの結線順に関係なく送受信のペア組み合わせができ、増設時のケーブル引き回し作業も容易になる。
しかも、入出力フリー機能で、接続するデバイスの入力/出力を気にすることなく接続が可能。さらに、ケーブルを渡り配線にすることで、最大16台(8対)、合計128点の通信が可能になり、VCTFケーブルを使用していることでコストが抑えられる。通信用途で最長500メートル、通信と給電の同時使用で同100メートルまで使える。
そのほか、3芯ケーブルの使用で信号伝送と給電の両方が可能、送受信状態が確認できる2色発光LEDを内蔵、取り付けはDINレールとじか付けが兼用で可能などの特徴を持つ。
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