カブク(東京都新宿区、稲田雅彦代表取締役)は、人工知能を用いた製造工場選択の最適化や3Dデータのセキュリティ技術・デジタル製造技術サポートなどに関する特許を、特許ポートフォリオとして複数出願したことを発表した。
「第4次産業革命」や「インダストリー4.0」と呼ばれる潮流の中、製造業にも、AI・IoTといった新しい技術や概念の適用が進んでいることを背景に、これまでも「製造したい3Dモデルデータや素材・後処理などの内容をもとに、最適なデジタル製造工場や3Dプリンターを選択する自動マッチング」に関する特許を取得してきた。
試作品・特注品のオンデマンド製造サービス「MMS Connect」におけるAI活用による製造方法(積層造形・切削加工・板金加工・鋳造など)の最適化および三菱商事、日本通運との業務提携により強化されたグローバルデジタル製造ネットワークのAIによる精度向上に関する特許などを追加で出願し、オンデマンド製造サービスの競争力を高め、サービスをさらに強化している。今後もグローバル工場ネットワークを利用したカブクのデジタル製造サービスの拡張・ビジネスの拡大を通して、ものづくりのデジタル化を推進し、3Dプリンターの普及ならびに製造業の発展に努めていくとしている。