日本電気制御機器工業会(NECA)環境委員会(中井智之委員長)は、「NECA環境セミナー2016」を、AP浜松町会議室で3月3日開催、約60人が参加した。
毎年開催しているこのセミナーも今回で8回目となり、NECAの進める3S活動を支えている。
今回は、化学物質の情報伝達方法として経済産業省が主導し今後主流となると思われる「chemSHERPAの現状と取り組み」で、産業環境管理協会の山藤憲明氏と菊池英明氏が、「電気電子製品中の有害物質の試験方法について」で、日立ハイテクノロジーズの竹中みゆき氏がそれぞれ講演した。
また、NECAの野辺武技術委員長が「NECAが目指すものづくりの将来像」と題して、第4次産業革命への対応を報告した。
NECAの笠井浩専務理事は「5ゼロマニュファクチャリングとして、製造業の現場でゼロを達成するためには制御機器が役割を果たす必要がある」として、グローバル展開と各関連工業会間の連携の重要性を強調した。