NKE(京都府長岡京市、中村道一代表取締役社長)は、IoT技術を活用し、設備や環境のちょっとした変化を知らせる簡易情報連絡端末「れんら君」に無線LAN対応製品を加えた。
「れんら君」は設備や環境の変化をメールで知らせる簡易情報連絡端末。センサとインターネットに接続できる環境があれば、簡単にメール通報システムを構築することが可能。既存設備に後付けで簡単に取り付けできるため、情報端末として既に幅広い分野で使用されている。汎用I/O対応品のほか、アナログ入力対応の「アナログれんら君」やカウンター機能を内蔵した「カウンターれんら君」など用途に合わせた選定が可能。
新製品の「無線LAN対応れんら君」は従来品の入力2点タイプに無線LAN接続機能を付加した商品。運用時、本体は無線LAN子機として動作する。また、最初の設定時はアクセスポイントとして動くので、スマートフォンやノートパソコンなどで簡単に設定作業を行うことができる。
無線対応なので、長距離配線が不要となり、複数台を設置する場合でも、スムーズに作業ができる。DC24Vタイプの「UNC-WRP06」、ACアダプタタイプの「UNC-WRP06A」の2種類を用意、オープン価格だが、実勢価格としてアダプタ付きで3万7500円程度を想定し、年内に1000台の販売を見込んでいる。