キーサイト・テクノロジー(東京都八王子市、チエ・ジュン職務執行者社長)は、6万円台からと低価格ながら、高品質、多機能を実現した50~100MHzオシロスコープ「InfiniiVision 1000 X-シリーズ」を3月2日に発売した。
新シリーズには、同社独自のMegaZoom IVカスタムASICテクノロジーが使用されており、5万波形/秒の波形更新速度を実現。同価格帯のオシロスコープでは見逃すおそれのある、ランダムや発生頻度が少ないグリッチや異常信号も、難なく表示できる。さらに最高2GSa/sのサンプリングレートを持ち、2本のプローブを標準装備。セグメントメモリ機能により、メモリ容量が最大化され、測定にかかる時間も短縮できる。オシロスコープのほか、シリアル・プロトコル・アナライザ、デジタル電圧計、周波数カウンターとしても機能する。
使い勝手もシンプルで、オシロスコープを初めて使う方や学生にも適している。60年以上の開発ノウハウが詰まった使いやすいフロントパネルに加え、ヘルプ機能を内蔵しているため、マニュアルを見なくてもすぐに信号解析を始めることができ、教育用リソースキットが標準装備されている。キットには、教材用の内蔵トレーニング信号、学生向けの詳細なオシロスコープ・ラボ・ガイド、教師向けのオシロスコープの基礎のスライドが含まれる。