サトーはIoT技術を用いた同社製品の保守サービス「SOS(サトーオンラインサービス)」に、顧客やパートナー企業の現場における課題解決を支援する「資産管理」および「ライセンス」の2機能を加え、国内で提供を開始した。海外でも今春以降、順次提供する。
SOSは「バーチャルカスタマーエンジニアを、お客さまのそばに」をコンセプトに開発された、IoTを用いた保守サービス。ラベルプリンタの稼働状況を24時間365日遠隔で見守り、問題が起きそうな箇所を事前に見つけて必要なサポートを行う予防保守により、安定稼働(ダウンタイムゼロ)を実現する。取得したログデータを活用することで、ユーザーの業務効率の向上にもつながる
新たな「資産管理」機能では、ダッシュボード画面で従来のプリンタ1台1台の稼働状況の表示に加え、組織単位や設置先単位で、機器情報に加え各プリンタの走行距離やカッタ回数など使用状況の一覧や合計が確認できるようになり、集積データの出力も行える。さらにスキャナーなどの周辺機器の設置管理も可能。
また、「ライセンス」機能では、プリンタの1次メンテナンスを行う同社のパートナー企業(販売店)に対し、販売店顧客のプリンタ情報を提供し、メンテナンス業務の効率化につながる顧客サポート環境を構築する。リプレイス・パーツ・サプライ関連情報など、販売支援につながる統計情報も提供し、販売店と顧客との密接な関係構築を支援する。2020年度SOS対象機種25万台(累計)という販売目標を設定、今後発売するプリンタにSOSを標準搭載し普及を目指す。