日東工業は、強度、耐久・耐熱性が優れており、監視カメラシステムなどの無線機器収納に適したFRP樹脂製ボックス「FBAシリーズ」を発売した。
近年、塩害地域や山間部の監視システム・計測装置など、屋外で使用される電子機器、通信機器の保護が重要となっており、今回の製品はこうした課題に対応できる。
引張強度は、同社ABS樹脂製品の約2倍で、塗装仕様により耐候性も向上、樹脂製でさびないため、塩害地域で使用できる。
熱対策としては、ルーバー・換気扇などの取り付けスペースが拡大している。内部温度が上昇しにくいクリーム色を採用、同社の日射試験では、Nベージュ色に比べて、内部温度が約5℃下がったという。ルーバー・換気扇などの穴加工にも対応。
その他、①電波透過性が高く無線機器の収納が可能②重量は金属製キャビネットに比べ、約40%減③屋根一体形状と上部2重パッキンで、雨水からボックスを保護④ワンアクションハンドルを採用し、扉の開閉操作性が向上-などの特徴がある。
Wi-Fi・無線LAN・監視カメラシステム・インフラ計測装置などの機器収納用、配電盤、制御盤などに利用可能。
扉形式、寸法、取り付け可能熱対策機器の違いなどにより、各タイプが用意され、価格は4万4000-25万4000円。
オプションとして、取り付け金具、ドアストッパなども用意される。