ピルツジャパン(横浜市港北区、川久保雄司代表取締役)とマスターロック・セントリー日本(東京都品川区、マイケル・P・バウワー代表取締役社長)は、「機械安全・ロックアウト/タグアウトセミナー」を、東京国際フォーラム会議室で3月28日開催し、100人が参加した。
最初に、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の新規格として制定作業が進められているISO45001の概要とスケジュール、およびこれに有効なロックアウト/タグアウトについて、環境ワークスの黒崎由行代表取締役が講演した。
ISO45001は、OHSMSをベースに制定が進められており、早ければ今年11月頃に発行が予定されている。セミナーでは「ISO45001が労働安全衛生を文化として捉えて、理解・定着させていくことが必要だ」として制定作業の背景を説明。その運用プロセス事例としてロックアウト/タグアウトの有効性を強調し、その一つの対応策として、施錠装置との併用が望ましいとした。
機械安全ではピルツジャパンの川久保代表取締役がISO12100に絡んだリスクアセスメントでのポイントについて、事例を交えながら紹介した。また、作業現場に導入が進むロボットとの協働の定義についても説明した。