IDECシステムズ&コントロールズは、安全・安心で高品質な農産物の安定生産を可能にし「儲かる農業」を実現する、次世代農業プラント「Fine’s Farm」の提供を開始した。
第1号の事例は、兵庫県佐用郡佐用町とIDECが出資する「佐用・IDEC有限責任事業組合」が、佐用町の三土中学校の跡地を活用し、プレミアムトマトの生産やトマトジュースへの加工を行う、次世代農業プラント「佐用まなび舎農園」。
IDECグループでは、新規事業の一環として、社会的課題である食料自給率の向上や、食の安全・安心を実現する「農業の工業化」について研究・実証を進めている。
2009年には、富山県に太陽光併用型植物工場である「富山植物工場ラボ」(現在は兵庫県神崎郡福崎町に「福崎農園」として移転)を開設し、ウルトラファインバブルやLED制御技術を用いたIDEC独自の植物育成の実証を行っており、培った農業システムの開発、植物栽培、販売ノウハウをもとに、太陽光併用型植物工場を中心とした農業ワンストップソリューションビジネスを確立するとともに、「Fine’s」ブランドで、農業参入の検討者に広く提案活動を展開するとしている。