三菱電機とコグネックスビジョンセンサ事業で連携強化第1弾 5機種投入

三菱電機は、コグネックス(東京都文京区、ディディエ・ラクロワ代表取締役社長)との連携を強化し、生産現場で使用されるFAセンサ事業の拡大を目指す。その第1弾として、液晶・半導体・自動車・電子部品などの製造現場に使われる「MELSENSORビジョンセンサVS20」5機種を、4月1日から発売した。価格はオープン。

両社は従来FA製品とビジョンセンサ製品の連携を進めてきたが、今回、日本市場向けにビジョンセンサ・コードリーダ製品を連携して開発し、「MELSENSOR」として製品化することに合意。今後は三菱シーケンサ「MELSEC iQ-Rシリーズ」や表示器「GOT2000シリーズ」との接続性向上によるシームレスな通信の実現と同時に、ロボット「MELFA-Fシリーズ」や複雑な位置決め制御を行うモーションコントローラなどとの連携強化により、生産ラインの立ち上げ期間を短縮し、生産性や品質の向上を図る。ビジョンセンサVS20は、Ethernet製品とCC-Link IEの通信をシームレスで行える共通プロトコル「SLMP」対応により、同社シーケンサとの接続が容易で、生産現場の画像データを容易に収集・管理できる。これにより、シーケンサからビジョンセンサの制御・監視・検査結果の取得と、パラメータ変更が可能。

また、コントローラ・照明一体型のコンパクトサイズで、省スペース化を実現している。

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