オムロンは、制御盤の共通の設計コンセプトに基づいた制御機器の第3弾として、端子台やI/Oリレーターミナル、漏液検出器、スイッチング・パワーサプライなど4カテゴリー36型式を、4月3日から世界一斉に発売した。
プッシュインPlas端子台を採用した形XW5Tシリーズ端子台では、5.2ミリと6.2ミリ幅で、分岐配線タイプと2段タイプを追加し、省スペース化と配線工数の削減を実現。
また、形G70VシリーズI/Oリレーターミナルでは、渡り配線が可能なタイプをそろえて、従来に比べ25%の配線工数削減を図っている。
形K7Lシリーズ漏液検出器では、自己診断機能とプラスコモン出力タイプを発売し、設備の故障や停止につながる漏液を検知できる。
さらに、スイッチング・パワーサプライ形S8VK-Sシリーズに、30Wタイプを加えた。
同社は、生産現場の制御進化、知能化、人と機械の新たな協調をコンセプトに取り組んでいる。
このうち、設備や制御盤の「小型化・省スペース化」「納入の短納期化」「グローバル化への対応」などに向けて、FA機器のデザインとサイズの統一を進めており、2016年4月に第1弾、同10月に第2弾をそれぞれ発売している。