横河電機は、腐食監視に関する技術を有する米・コサスコ社のISA100Wirelessに準拠した無線腐食センサ「MWT-3905」、および「CWT-9020」と、横河のフィールド無線用システム機器について、相互販売契約を締結した。
コサスコ社の無線腐食センサは、線形分極抵抗技術を用いた接液型の腐食センサで、プラントのさまざまな環境下で測定を行うことができる。工業用無線ネットワークを使った高信頼の通信、低コストでの設置が可能で、海外の防爆規格にも対応している。
主な用途としては、石油・ガスの海上設備およびプラント、石油化学、化学などのプラント、上下水道施設などにおける金属配管の腐食の測定などが挙げられる。
横河電機は、2010年7月にISA100Wireless準拠のフィールド無線用システム機器と無線フィールド機器を世界で初めて製品化。配線が困難な場所でも設置でき、有線システムに比べ敷設コストも削減できる。無線フィールド機器のラインアップの充実を図ってフィールド無線ビジネスを拡大したい横河と、無線腐食センサの販売拡大を図りたいコサスコ社の目的が今回一致した。